愚かなり。真の敵は黒田総裁にあらず。
またもや!
黒田日銀総裁への批判の嵐。
このままいけば、暗黒の日本に。
以前書いた高橋洋一氏への批判と全く同質!
私達に国民に利のある人物をまたもや引き摺り下ろそうとしている。
財務省と銀行は、さぞほくそ笑んでいることだろう。
今の物価高騰、円安は日銀の金融政策によるものではない。
日本の構造的な脆弱性が現れたものだ。
日銀=悪、金融緩和=悪となれば、来年4月の新総裁以降、金融緩和路線は引締め路線に転換されるだろう。
今の金融緩和に反対する経済ジャーナリストは銀行の御用記者だ。彼等にとっては絶好の黒田おろしのチャンス到来だ。
じゃんじゃん煽るだけ煽るだろう。
金利が上がれば銀行は利子を稼げるようになる。
もともと、大規模金融緩和に消極的な財務省も堂々と緊縮財政路線を、だめだ!きしだ!政権のもとで増税とともに行うだろう。
さまざまなな黒田批判がコロナ、ウ露戦争、物価高とストレスに晒される国民の本心なのは充分理解できる。
しかし、非難する相手を間違えている。
気持ちは分かるが、日銀と黒田総裁批判は、黒田路線に反対する勢力に利用され、緊縮財政路線を後押しすることになる。
結果、自分で自分の首を絞めることになる。
新総裁になっても、金融緩和路線を続けさせる圧力をかけることが大事なことなのにだ。
闘わなければならない、真の相手が誰なのかを見極める、賢さを身につけて欲しい。